現場改善は「小さなひと工夫」から。
システム開発現場でのリアルな話
「何とか業務をもっと効率よくしたいけど、大きなシステムを入れるのはハードルが高い…」
そんな声を、中小企業の製造業の現場からよく耳にします。
私たちがシステム開発でサポートしている中で実感するのは、“ほんの小さな改善”が、大きな成果に繋がるということ。
今回は、実際の開発現場で行った「ちょっとした工夫」が、どうやって現場の効率を上げたのかを紹介します。
✅ ケース1:紙の報告書→タブレット入力へ

とある製造現場では、不具合や進捗を紙で報告し、事務所へ持っていって入力していました。
この作業、1日10件ほど。1件5分以上かかっていました。
➡ タブレットで報告書を現場から直接入力できる簡単なシステムを導入。
すると、1日約1時間の業務削減に。
📌 ポイント
・紙への記入、移動時間が省けた
・リアルタイムで情報共有が可能に
・報告ミスや記入漏れが減った
✅ ケース2:「あのファイルどこ?」をなくす共有フォルダの工夫

ファイル共有サーバーはあるのに、「どこに何があるか分からない…」と困っている現場も少なくありません。
➡ よく使うファイルに「標準フォーマット」を設定し、
各部門で使いやすいようにフォルダ構成+命名ルールを整理しました。
📌 効果
- 「探す時間」が大幅削減
 - 新人でも迷わず作業できるように
 - 作業の属人化を防げた
 
✅ ケース3:朝の引き継ぎを簡易アプリでデジタル化

口頭で行っていた朝の作業引き継ぎ。
「聞いた・聞いていない」「伝わっていない」などでトラブルが頻発。
➡ 作業予定や注意点を記入できる簡単な引き継ぎアプリを導入。
朝礼時に全員が確認できる仕組みにしました。
📌 結果
- 伝達ミスがほぼゼロに
 - トラブル対応の時間が減った
 - 誰でもフォローに入れる体制が整った
 
おわりに
「現場を良くしたいけど、大きな投資はできない」という方こそ、
“小さな一歩”の改善から始めてみてほしいと思っています。
システム開発は、現場の声をもとに「必要なところだけ」を作ることも可能です。
ぜひ、お困りごとがあればお気軽にご相談ください。


